stoneの特徴は何ですか?
北本文章を書こうと思ったときに、なかなか捗らないなということってありませんか?その理由として文字に集中できないということがあるのかな、と思って。
今いろんな情報が画面内にありすぎて視界が煩雑になっていますよね。それをリセットして、まっさらな紙に気持ちよく書く感じ。何もないところにすっと文字を書き始めることをアプリでできないかなと。
横田書くことに集中することだけを考え抜いた結果こうなりました、という感じですね。
北本日本語は縦書き、横書き、漢字、ルビ、ひらがな、カタカナ、英数字と、多要素を複雑に組み合わせて文書を書くのでアプリとして多機能なものが多くて、一方で、書く気分を高めるとか心地さとか情緒性を追求したものは見当たらなかったんです。それを実現したのがstoneの一番の特徴ですね。
横田個人的な体験談なんですけど、「文学フリマ」というイベントで出すために友達と小説を書いたことがあったんですよね。最初はMacのメモ帳を使っていたのですが、どうも自分の書いている文章が生っぽくて進まない。そこで気分を変えようとInDesignで書いてみたら、それだけでテンション上がって一気に書けちゃって。このような書くことに対するピュアな喜びを、普段書くことを仕事にしていない人にもstoneで感じてもらえたらいいなと。
北本stoneは原稿を書くためのアプリで、ページとかレイアウトの概念もない。
横田素直に書く。気持ちよく書く。それができれば自然と文章の質も良くなると思うんです。気持ちよさのために例えばstoneでは、書き出しの1行目が上ではなくてセンターに来るんですよ。真っ白なスクリーンの真ん中に言葉が書かれると、ぐっと来るんですよね。普通の言葉でもよく見える気がして。